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スタッフブログ

2014年9月アーカイブ

 こんにちは、FPの山本洋子です。

 一週間ほど前、左こめかみに突然激痛が走ったので、すぐに歯医者さんに行きました。

 実は、数年前にも突然右こめかみに激痛が走ったことがありました。その時は何が原因か見当がつかなかったので、まず内科に行き、次に耳鼻科に行き、様子を見るように言われていました。その痛みは、潮の満ち引きのように、強く弱く、やってきては引いていくといった具合でした。

 そんなある日の仕事帰り、再び耐え難い痛みに襲われ、判断力などあろうはずもなく、偶然通り道にあった歯医者さんに、藁にもすがる気持ちで飛び込んでいました。
 そこで初めて、激痛の原因が歯にあったことがわかり、通院後無事治療が済みました。

 
 今回の左こめかみの激痛はまさにあの時と同じでした。
 「あの時の先生に診てもらいたい!」

 実は、あの時から別の地に転勤するまでは、その歯医者さんで定期検診を受けていたのですが、転勤後は遠くて行けなくなってしまいました。それから4年近くも検診がおろそかになっていた昨年の夏、左の歯に違和感をおぼえたので、不吉な予感がして、近くの歯医者さんに診てもらいました。結果は、"どこも悪い所はない"ということでした。
 あまりにもあっさりした説明だったので、"本当に悪い所はないのかなあ"と、かえって不安が募るばかりでしたが、それ以上のことは何もしませんでした。


 今回の激痛はそんな油断をしていた矢先のことでした。遠すぎるなんて言っていられません。信頼を寄せていた以前の歯医者さんに診てもらうことにしました。
 
 やはり、以前どおり、素人の私にわかるように、状況をしっかりと説明してくださり、痛みの原因として3種類の可能性があること、だからまずその一つ目から治療して様子を見ていくこと、その治療の方法も一緒に考えていきましょうと、実に丁寧に話してくださいました。
 
 歯の痛みが取れる前に、心の不安が取り除かれたのは言うまでもありません。
 今、安心して治療進行中です。


『インフォームド・コンセント(informed consent)』、日本語でこの用語を用いる場合はもっぱら医療行為に対して使用されますが、簡潔に言えば、「説明・理解・合意」といった意味合いです。インフォームド・コンセントに対する議論は種々あるようですが、今では各医療機関にほぼ普及していることを、多くの方が感じていらっしゃると思います。

 今回の私の場合、痛みが持続しているさなかにも係わらず、安心して治療に取り組めているのも、患者である私の"不安"を理解してもらい、充分な説明をしてくれたからだと思います。

 すぐに解決できる問題ではなくとも、まず、"患者さんの不安を理解し、人を大切にする"気持ちが感じられるからこそ、信頼感が生まれるのだと思うのです。

 やはり、"人を大切にする"というのが、どのような仕事にも共通することですが、一番重要なことですね。