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 こんにちは、FPの山本洋子です。

 今日の熊日朝刊の"せいかつQ&A"コーナーに、近所に住むおばあさんと息子さんのことで「ときどき怒鳴り声が聞こえて心配」という相談が寄せられていました。


 その回答の中で、「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」(高齢者虐待防止法)が紹介されていました。

 この法律は、高齢者を守るだけでなく、高齢者の世話をする人(養護者)を支援することも目的にしているということですが、本当に、それぞれの状況の中で苦しんでいる双方が少しでも救われなければならないと思います。

 高齢者虐待という悲しいニュースを聞くにつれ、思い出す詩があります。

 この詩の作者は不明だそうですが、シンガーソングライターの樋口了一さんが曲をつけ歌っておられます。

 その歌を初めて聞いたのは、かつての職場の人権集会でのことでした。

 私にも年老いた母がいるので、この詩を母の言葉と思い、それ以来ずっと胸に刻んでいます。

 この機会に、皆さんにも紹介させてください。


       『手紙~親愛なる子供たちへ~』

           年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても

           どうかそのままの私のことを理解して欲しい

           私が服の上に食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても

           あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい

           あなたと話す時 同じ話を何度も何度も繰り返しても

           その結末をどうかさえぎらずにうなずいて欲しい

           あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末は

           いつも同じでも私の心を平和にしてくれた

           悲しい事ではないんだ 消え去ってゆくように見える

           私の心へと励ましのまなざしを向けて欲しい

           楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり

           お風呂に入るのをいやがるときには 思い出して欲しい

           あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて

           いやがるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを

           悲しい事ではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に

           祝福の祈りを捧げて欲しい

           いずれ歯も弱り 飲み込むことさえ出来なくなるかもしれない

           足も衰えて 立ち上がる事すら出来なくなったら

           あなたが か弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように

           よろめく私にどうかあなたの手を握らせて欲しい

           私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないで欲しい

           あなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらい事だけど

           私を理解して 支えてくれる心だけを持っていて欲しい

           きっとそれだけでそれだけで 私には勇気がわいてくるのです

           あなたの人生の始まりに 私がしっかりと付き添ったように

           私の人生の終わりに 少しだけ付き添って欲しい

           あなたが生まれてくれたことで 私が受けた多くの喜びと

           あなたに対する変わらぬ愛をもって 笑顔で答えたい

           私の子供たちへ

           愛する子供たちへ

 

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